手作り リード

展覧会でよく見かける手作りリード。常時首輪をしていると首のあたりの毛が痛むし、散歩のたびごとに首輪をするのは面倒だし・・・。

そんな時は、この手作りリードがあると便利です。散歩の時は首にかけるだけ。好みの長さや手の大きさに合わせて作ることができ

ます。日本犬ファンなら自作することも多いでしょうが、初めての人のために作り方を紹介します。

       ※以下の作り方はあくまで参考とし、実際の製作に関しては製作者自身の責任において行ってください。

       ※記載されている内容によって製作者が不利益を被っても当方は責任を負うことはできません。

 

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用意する物

リードを作るためには次の物が必要です。

【材料】

ロープ (2m50cmくらいの長さ)、縒り戻し金具(鐶<モトオシ>)

【道具】

ハサミ、ビニールテープ、グルーガン(綿ロープの場合は必要)またはライター( ビニロンロープの場合は必要)

※グルーガンとは

 

ロープ はホームセンターなどで販売しています。

大きなホームセンターには、いろいろな種類のロープを売っていますが、

最も一般的な3本撚りのロープ(三つ打ちロープ:右写真参照)を使います。

中型犬であれば太さ9mmでOKです。一般的に1本のリードは

2m50cmくらいの長さで作れますが、目的に応じて好きな長さを購入してください。

材質は「綿」と「ビニロン」があります。耐久性と作り易さは「ビニロン」ですが、

「綿」の方が手に優しい(犬が突然引っ張っても手が痛くない)ので、けんごは

「綿」が好きです。以前は私の行きつけのお店「ドイト○○店」では長さに応じて

切り売りをしてくれていましたが、最近はそのサービスがないようなので、

右写真のように20mを買いました。(販売価格:2,080円)

上記で「中型犬であればロープの太さを 9ミリ!」と強調しましたが、これは広い店内でロープを見た時に

ついつい太いロープを買ってしまう傾向になるからです。けんごも何度も間違って12ミリロープを買ったことが

あります。中型犬では12ミリだと太すぎますので気をつけましょう。

縒り戻し金具は鐶(モトオシ)というらしいのですが、一般的には「ヨリモドシ」で通じるようです。

大きなホームセンターで販売しています。関東地方の展覧会では犬具屋さんが出店していて、

そこでも買うことができます。けんごはいつも展覧会で購入します。確か1個数百円だったと記憶して

います。ホームセンターでは他にもロープの脱着ができるものや形状の違うものも千円前後で売って

いますので、好みに合わせて入手してください。

なお、このヨリモドシがないリードだと、犬が回転するたびにリードが縒れて、悲惨なことに・・・・なります。

     

作り方

@ ロープを適当な長さに切ります。

最初に購入したロープを適当な長さに切ります。「適当な長さ」と表現したのは、好みに応じて長さを変えられるのが手作りの良さですが

初めての製作では長さが検討もつきません。けんごの場合は 2m50cmを標準としていますので参考にしてください。

その 2m50cmを 1m10cmと 1m40cmの2つに切断します。この 1m10cmの方が犬の首輪側、1m40cmの方が人間の手の側で

その2つのロープをヨリモドシ金具で結ぶことになります。

 

ロープの切断(上が 1m10cm、下が 1m40cm)

A 切り口の下準備をします。

三つ打ちロープの切断箇所は、そのままにしておきますとどんどん解けてバラバラになってしまいますので、切断場所から

7〜8cmのところをビニールテープ(セロハンテープでも何でも可)で仮止めします(完成時にはテープを除去しますので一時的な

ものです)。また、三つ打ちロープ切断箇所の先は3本に分解できますが、それぞれの先は解れが出てきますので、とりあえず

3本のロープの先をテープでとめておきます(これも一時的なものです)。

切断部分の先から 7〜8cmのところを

 テープで一時的に固定します。

 (ホツれ防止の一時的な処置です。)

根元をテープで止めたら、先から三つ打ちを

 分解していきます。

 (3本に分かれます。)

3本に分かれた先をそれぞれテープで固定

 します。左の写真では今後の説明がし易いように

 色違いのテープで固定しました。

 (ホツれ防止の一時的な処置です。)

 

以上の下準備を切断した部分4箇所で行います。   次のページへ

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